香港旅行2017年GW1日目の昼食は四川料理の有名レストラン詠藜園(Wing Lai Yuen/ウィンライユン)に行きました。
香港は、どうしても広東料理の影響が強いせいか四川料理の美味しいお店というのはあまり名前が上がらないのですが、その中でこちらはちょくちょく名前を見かけます。
場所は九龍側、住所で言えばホンハムにあります。香港観光のメインエリアである尖沙咀からは結構離れています。紅磡(ホンハム)の駅からも遠いので、油麻地から地下鉄で黄埔に行くのが最もアクセスが良いと思います。ま、タクシーで行けば尖沙咀からも、それほどの距離ではありません。
お店はデパートのレストラン街というのか、そういう雰囲気の場所にあって、とても大衆的な様子。ちょうどランチタイムだったこともあり、満席で少し待ちました。15分くらいでしょうか。
こちらのお店は担々麺が有名ですが、やはり他の料理も試してみたいので、担々麺は1つにして、他の料理、代表的な四川料理を中心にメニューを組み立てました。
金奨雲白肉
豚肉の薄切りにニンニク辛味ソースをかけたもの。思ったほど、辛みやニンニクは主張してきませんでした。。
紅油抄手
こちらも四川料理の定番、皿ワンタンです。四川独特の甘い風味をつけた醤油と辣油、そして刻みニンニクが大量に!! これは実にインパクトのある美味しさで、今回1番の料理でした。
インゲンを干しエビやザーサイのみじん切と共に炒めたもの。これも四川の伝統菜です。四川料理というと、どうしても麻婆豆腐が有名ですが、個人的にはこちらのほうがよほど好きです。香り高く、シャキシャキしたインゲンが美味しい。
人気の担々麺。挽肉が乗った改良型もあるのですが、これは正統派というか、もっともプリミティブな担々麺。どこのテーブルでも、注文されていました。
ただ、僕はあまり感心しませんでした。ピーナッツの風味が濃厚で、辛さは控えめ。塩気も薄いため、ちょっと飽きの来る味でした。紅油抄手や乾煸四季豆のほうがずっと美味しかった。
全体としての味は、おそらく四川料理が好き、辛いものや、スパイシーさに期待される方には、多少物足りないかもしれません。そこは、あくまで香港の四川料理と割り切りべきかと思います。とはいえ、それでも日本の中途半端な四川料理よりは、やはり美味しいですし、これだけ食べて2名で200香港ドル足らずです。極めてリーズナブルといえるでしょう。
香港で広東料理に飽きられた方は、足を延ばしてみるのも良いかもしれません。