威記粥店でおかゆを食べた後は、そのまま歩いて蓮香楼へ。こちらは有名な老舗飲茶のお店です。どこのガイドブックにも必ず出ていると言っても過言ではないでしょう(笑)。
香港島の老舗飲茶といえば陸羽茶室と蓮香楼。管理人は陸羽には訪れたことがあったのですが、こちらはありませんでした。威記粥店から歩いて、5分程の近い距離にあります。
外観はいたって普通のお店ですが、中に入れば喧噪の渦へ一気に放り出されます。
ここらへんから、少し度胸を決めてかかる必要があります。
2. お店の方は英語は基本しゃべりません
3. お茶の種類を訊かれる(広東語です)
4. お茶の作法はまわりにいる人たちを真似する
5. そのへんにいるワゴンを引いているおばちゃんから点心をもらう(伝票にマークしてもらう)
と書いてしまえば、簡単なのですが、お店の方は早口で一気にまくし立ててくるので、強い心を持って臨みましょう(笑)
点心は、流行りのものなんて一切ありませんし、味もまぁ、特別どうということはないかもしれません。
でも、昔ふうの香港はこういうのだったのだろうなぁ、と感じたい方はぜひ訪れるべきです。
僕も、大きなテーブルに相席になりましたが、地元のおじさんが1人で来られて新聞を読みながら、ちまきに大量の砂糖をかけて食べ、お茶を何杯もおかわりするのをぼーっと見ているだけで、楽しいものでした。逆に言えば、あれ食べろ、これ食べろといった余計なプレッシャーもなく、空気に馴染めれば、居心地の良い場所になるのでしょうね。
蓮香楼の点心
チャーシュー饅頭
魚のシューマイ
ちまき;醤油をかけるか聞かれました。砂糖をたっぷりかけて食べている人もいました。
デザート;なんともいえない不思議な味。でんぷんで固めたような食感にタピオカ、甘さはかなり控えめ。うすら甘いという形容詞をつけたくなるほど。
伝票;点心をもらうと、これにマークされます。会計の時はこれをレジへ持っていきます。
ちなみに、朝は点心だけ。他のメニューは注文できません。