奥社の茶屋でソフトクリームを食べた後は、戸隠そばの名店、うずら家さんに向かいます。こちらは数ある戸隠そばのお店の中でも随一の人気店。美味しい蕎麦屋さんとして評判です。週末には2時間待ちも当然、というような混雑になるそう。
僕らは旅行シーズンを外した6月、それも平日の2時半というこれ以上はずらせないよ!! というタイミングで伺いました。
さすがに行列こそなかったものの、それでも店内は7割の入り。人気のほどがうかがえます。
うずら家平日訪問記 (2017年6月)
入店すると2階に通されました。テーブルでも座敷でもお好きなほうで、ということで座敷へ。そば茶とサービスの白菜の漬物が運ばれてきます。
まず、書いておきたいことは、こちらのお店は、とにかく接客が気持ちが良いですね。混雑時でなかったということもあるのでしょうが、こちらが何かを頼んでも素早く、そして丁寧に段取りをつけてくれます。
食べる前から、気分がよくなります。そりゃ、そばも美味しくいただけるというものです。
2017年6月に食べたもの
・山の幸の盛り合わせ(850円)
・野菜の天ぷら(950円)
・そば豆腐(450円)
・ざるそば(880円)
ざるそばは、1人前をシェアしました。こちらが何かを言わなくても、「シェアされますか?」ということで、そばつゆと薬味は2人前持っていただけました。うーむ、素晴らしい。
それでは、お料理へ。
山の幸盛り合わせは、ぜんまい、鴨ロース、ふき、長芋、おかヒジキなど。ふきは美味しかったけれど、他は普通かな。確かに山の幸ですが、ありきたりというか、もう少し珍しいものを期待していました。
そば豆腐は葛で寄せてあります。ぷっつりと箸で割れるのですが、柔らかい。そばの香りもあります。そばがきと迷いましたが、軽いものをということで、こちら。
野菜の天ぷら。品書きには、「天ぷらだけでも食べたいと言っていただいております」と書かれてあり、期待しました。確かに、美味しい。ゴマ油の香りも良いですし、素材がいいです。950円という価格を考えれば、精進とはいえ、十分にリーズナブル。
でも、クオリティとしては、あくまで蕎麦屋の天ぷらで、品書きの口上は、少し言い過ぎかも(苦笑)。
真打のそば登場。夏に向けてそばには厳しい季節になりますが、まだ香りが残っており、美味しくいただきました。そばは細すぎず、太すぎず、しっかりとコシがあります。わさびは自分でおろすタイプ。つゆも、薄すぎず、東京の人間の口にも合うものでした。
なるほど、戸隠一と名高い理由を納得するレベルのそばでした。
ということで、うずら家さんの訪問記でした。週末、休日は大変な行列ということで、なかなかハードルが高いかもしれませんが、戸隠を訪れたならばぜひ、おすすめです。休業日、営業時間などは公式HPでご確認を。
最後に中社の門前で写真だけ。時間がないので、心の中で参拝します(すみません)。
この後は野沢温泉へ向かいます。戸隠へはまた訪れたいと思いました。忍者資料館にも行きたいので。今回は善光寺の朝事の後、また寝てしまい、出発遅れのため、時間不足でした、残念。