夕食も良かったけれど、さらに素晴らしいあさばの朝食編。
あさばの朝食献立-2017年初秋
・青菜のごまびたし
・椎茸しらあえ
・なすの煮物
・しいたけ炭火焼
・たかべの一夜干し
・出汁巻たまご
・わさびおかか御飯(ねこまんま)
・お汁粉
正直、夕食よりも美味しかったです。1つ1つが清々しい料理で、非常に完成度が高い。
特に、なすの煮物、だし巻、ねこまんまは、このためにあさばに宿泊したいと思えるほどの出来、出色でした。
ねこまんま(本枯節と本山葵添え新米こしひかり)
修善寺温泉街の町おこし規格で、朝食にわさびを添えるキャンペーンということではじまったとのこと。
これに本枯れ節のおかかを添えて、生醤油でねこまんまに。
笑えて来るほどのシンプルさと美味しさ。御飯そのものも、地元の新米こしひかりが見事な炊き具合。最高です。
だし巻たまご
こちらも素晴らしい。黒塗りのお椀に盛られている、卵焼きからは、だし汁があふれ出ています。蓋つき椀なので、熱々を食べられるし、見た目も素晴らしい見事な焼き上がり。
たかべの干物と茄子の煮もの
たかべは伊豆方面に多い魚ですが、脂の乗りと身のしまりが良いです。干し加減や塩加減もあっさり目で、店舗で販売しているものとは、さすがに格の違う仕上がり。
茄子の煮ものも、水っぽくならず、濃いめの仕上がりが上出来でした。
この他に炭火で仕上げるしいたけの焼物なども高いクオリティでしたし、素材が極めて良いだけに、シンプルな料理法で違いが際立つ印象を持ちました。
あさばといえば、見事な夕食が評判ですが、朝食も素晴らしいものでした。(正直に書けば、朝食も食後の甘味のお汁粉が蛇足でした。要改善)
一時期のキャンペーンではなく、ぜひこのねこまんまは続けてほしいものです。この一品でお客を呼べる名物になりうるものと思います。